エビデンスってなに!?

当店は、水曜日と土曜日を定休日にしておりますが、この定休日には他のお仕事をしております。医薬品などの臨床試験のお仕事です。詳しくは、また機会があれば書きたいと思っております。
今日のブログは、臨床試験に密接に関係する用語、『エビデンス』についてです。

最近、『エビデンス』という言葉をよく耳にしているかと思います。
ある薬の効果が認められた『エビデンス』があるとか、新しい治療法の『エビデンス」があるとか、ないとか…。

『エビデンス』 Evidence とは、「証拠」とか「(科学的な)根拠」などの意味があります。
薬の効果を調べる際に、厳格に、特定のやり方で、計画的に実施した臨床試験の結果に基づいて解析を行った場合には、『エビデンス』のレベルが高くなります。臨床試験のやり方によっては、『エビデンス』のレベルが変わります。レベルが高い方が、より正解に近くなります。

簡単な臨床試験や、簡単な疫学調査などでは『エビデンス』のレベルが低くなります。単に効いた患者さんが何人いたと言ったような症例の報告だと、レベルがもっと低くなります。
基礎研究の結果などで専門家が推察する場合は、『エビデンス』のレベルが一番低くなり、基礎研究もやらずに(勝手に)評論するとなると、もはや『エビデンス』とは言えなくなります。

テレビやネット、SNSでも『エビデンス』という言葉がよく使われていますが、レベルが一番低いか、『エビデンス』とは呼べないものが少なくありません。
動物実験や少人数のビフォー&アフターを提示して、『エビデンス』があるとの説明を聞かされても、私からすると「だから?」ってなります。

また、『エビデンス』があると言っても、臨床試験の結果などの論文をよく読むと、統計的に意味のある差が少ない場合もあります。『エビデンス』を求める試験をやってはいても、結論としては「有効性が認められない」とか、「安全性に問題あり」って言うこともあります。

昨今、結果の数字のみが一人歩きすることが多いと感じます。どんなレベルの数字かを確認して、その結果の意味することを理解する必要があります。

ご関心がある方、ご質問などがある方は、ご連絡ください!

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